こんにちは!スタッフのKです。

先日、都内で第1回全国小中学生プログラミング大会が開催されました!

 詳細はこちらをご参照ください。→ http://www.lab-kadokawa.com/jjpc/

 「ロボットとわたしたち」というテーマでパソコンやスマホ上で動作するプログラムを各自が製作するという課題に対し、多くの優秀な作品が全国から寄せられました。審査基準は「アイデア」「プログラミングスキル」「完成度」の3点で評価され、見事小学5年生の作品がグランプリに選ばれました。

 優秀作品を見ていると、とても小中学生が作ったものとは思えないほど素晴らしい作品ばかりでしたが、私がこの大会で注目したいポイントは3点あります。順にご紹介したいと思います。

 まず、1点目が小学校低学年対象のプログラミング大会が全国初で行われたことです。対象年齢がこれまでの大会よりも引き下げられたのは、早い段階から子どもにプログラミングを触れさせている家庭が徐々に増えているという事実を示しています。実際に、この大会で準グランプリに選ばれた作品も小学校3年生の男の子が制作したものでした。こうした背景から弊社が運営している「わくわく体験!キッズプログラミング教室!」においても幼児~小学校低学年を対象に早い段階からプログラミングの楽しさに触れていただけるためのカリキュラムを用意しています。

 2点目は、将来を担うエンジニア育成の場になることです。大会後、審査委員長が以下のように述べています。「非常に多様性に富んでいて非常に選ぶのが難しかったです。ですが、今日、私はみなさんの作品を見ていて、現代版ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチの世界に突入するための人材が育成されているようにも感じました。僕は個性などを含めて、これから理解しがたいくらいブッ飛んだ人材がここから生まれてほしいです。」(http://japan.cnet.com/news/service/35091253/より引用)今までになかった新しいモノを生み出すような人材が求められている現代において、エンジニアの育成は大きな課題となっています。審査委員長が述べるように、この大会が子どもたちの個性を伸ばして将来を担う人材を育成する場になっていることには注目したいところです。

 3点目は、子供たちのプログラミング学習の動機づけになることです。以前の記事でもプログラミング学習が継続しない理由のひとつとして、学習の進捗度が把握しにくいといった点を挙げましたが、大会で相対的に自分の作品が評価されることで、学習の進捗度を測ることができます。また、同世代のライバルと競い合う場を設けることが、さらなる学習の動機づけになることも期待できます。あるいは、子どもであるからこそ他人の作品から学びや刺激を得やすい点もあるのではないでしょうか。

 今後、プログラミングが学校教育で本格的に導入されることで、このような大会が盛んに行われるようになると思われます。弊社のプログラミング教室からもプログラミング大会に参加し、入賞するような子どもたちが出てきてくれればと願っています。