こんにちは!スタッフのKです。
 引き続き「コード・A・ピラー」のレビューを書きたいと思います。

 前回の記事では、「コード・A・ピラー」の魅力として子どもが遊びの中で自然にプログラミングの思考法を身につけられることを挙げました。今年2月にアメリカで開催された国際規模のおもちゃショーである「ニューヨークトイフェア」でも多くの評価を集め、テレビや雑誌などでたびたび紹介されました。そんな「コード・A・ピラー」が子どもの興味を引き付けるためになされている工夫を紹介したいと思います。

光の色で表すロボットの感情

 「コード・A・ピラー」はロボット(プログラミングによって行動を制御しているもの)ですので、あらかじめ色々な状況を想定して作られています。例えば、「コード・A・ピラー」の表情は状況によって変わるようになっています。普段は目が青く、明るい表情をしていますが、壁や障害物にぶつかった時は痛みを表す紫色、放置していると怒りを表す赤色にそれぞれ表情が変わります。

 そして、繋いだ命令がすべて実行されると、楽しい音楽と同時に「コード・A・ピラー」が喜びを表し、目の色が水色や緑色など様々に変化します。これらは説明書には書いていない機能ですが、このようなちょっとした工夫が子どもたちに愛される要因であると考えられます。また、胴体部分のパーツが色分けされていることも工夫として挙げられます。そのため、パーツに描いてある命令の意味が理解できなくても色ごとに命令を識別することができるため、3歳のお子様でも意味を理解するまでは感覚で遊べるようになっています。

子ども用玩具の変容

 

 私が子どもの頃はまだプログラミング教育が進んでおらず、子どもの知育にはレゴブロックやプラレールなどの玩具が主流でした。逆に、英語教育の草創期であったこともあり、毎週英会話教室に通っている友達がまわりにたくさんいました。しかし、それから数年が経ち、ICTの発達によりプログラミング教育が盛んになり、今では英語とプログラミングは子どもにとって必須のスキルになりました。

 それに伴い、子ども用の玩具も変容しており、今回ご紹介した「コード・A・ピラー」や次回にレビューを掲載する予定の「Osmo Coding」など、プログラミング学習用の玩具がかなり多くなりました。例えば、昔は自由に組み立てるのが目的であったレゴブロックも 「マインドストーム」シリーズなど、今ではプログラミングの要素が加わり、子どもの知的好奇心をさらに呼び起こす玩具へと変容しました。

 今後とも当ブログのレビューを通して、皆さまに情報を発信していきたいと思います。