[レビュー] ScratchJr – MIT Media Lab (3)

こんにちは!スタッフのKです。

 前回の記事では「ScratchJr」はただ遊ぶだけではなく、工夫しながら遊ぶことが重要であると述べましたので、今回は「ScratchJr」でどのようなことが学べるのかについて実際にプレイしながら見ていきたいと思います。

子どもたちの創造力を豊かにする

 ScratchJrでは背景を自分で描くことができたり、カメラを使うことで自分の顔をしたキャラクターを作ることができるなど、さも自分が画面の中に入りこんだかのような疑似体験をすることができます。あるいは、動作の途中で場面を切り替えることもできるため、色んな場面の作品を制作してつなぎ合わせることで、1つのストーリーを構成することも可能です。このようにして、さまざまな機能を試行していく中で、思い通りにならないことも繰り返しながら創造性が養われていくというのがScrachJrのメリットであるといえます。

プログラミングを構成する3要素

 プログラミングをする際に必ず押さえなくてはならない3要素について説明します。

①順次実行
 順次実行とはいくつかの命令を組み合わせた順番に実行していくことです。基本的にプログラミングは順次実行で構成されており、そこに反復や条件分岐が加わることで複雑な命令を可能にしています。

②繰り返し
 繰り返しは名前の通り、命令を繰り返すことです。1つの命令だけでなく、一連の命令を繰り返すこともできます。また、繰り返す回数も決めることができ、無限に繰り返すことも可能です。

③条件分岐
 条件分岐とは「もし~だったら~する。そうでなければ~する。」といったように、ある条件によって次に行う命令を変えることです。Scratch jrの中でも条件分岐の要素が含まれており、例えば、「キャラクター同士が接触すれば~」といった黄色のブロックがあります。

ScratchJrからScratchへ!

 プログラミングを学習するには、まずこの3要素を理解することが重要です。ScratchJrではこれら3点を学習することができるため、プログラミングを本格的に学習していくための前段階としては恰好の教材であるといえるでしょう。以前にご紹介した「Osmo Coding」と同じように、ブロック1つ1つが子どもにとってもわかりやすいように絵で描かれていることや色で分けられていることもポイントです。また、ScratchJrは5歳~9歳向けですが、10歳以上のお子様やさらに高度な内容を学びたいというお子様には上位版の「Scratch」という教材もありますので、今後はそちらの方もご紹介していきたいと思います。

kawachan

Tech4Kids トレーナー K | 現在、シニア向けのIT教室の講師も行っています。 子どもたちが楽しくプログラミングを学べる環境を提供していきます。