こんにちは!スタッフのKです。
また軽く皇居ランしてきました
今日は11月に実施した前回に比べて気温はかなり下がり、本格的な冬を迎えてのランでしたが、昼間は天候にも恵まれ、気持ちよく走ることができました。走り終わった後の爽快感もひとしおです。午後からの仕事にもメリハリがつきます。
ルートは弊社オフィスがある大手町駅のすぐの和田倉門外交番から反時計回りに皇居の外堀を走り始め、はじめは冷たい風に凍えていましたが、すぐに体も温まり、終わった頃には少し汗も出るほどでした。
日本の楽しみ方
皇居ランが終わって帰ろうと歩いていると、とある外国人からこのような声をかけられました。
Do you know the way to the “Imperial Palace” ? (インペリアルパレスまでの行き方を教えてもらえませんか?)
初めはインペリアルパレスが何のことかわかりませんでしたが、社長がすぐに”皇居”のことだと教えてくれました。皇居はすでに目の前にあったのですが、この人たちは皇居の存在に気付いていなかったようです。確かに、インペリアルパレスは直訳すると「皇帝の宮殿」ですから、外国人の頭の中にはベルサイユ宮殿やバッキンガム宮殿のような豪華絢爛な建物が思い浮んでいたのかもしれません。
しかし、私はここに日本特有のよさがあると思います。以前、私がカンボジアで訪れたアンコール・ワットやタイの寺院ひとつひとつの壮大さにはかなりの衝撃を受けました。日本には見られないものばかりで、見どころがたくさんあり、観光客でにぎわっていた印象でした。
一方、皇居は敷地内に江戸城があったことから敷地が広い外堀に囲まれていますが、皇居そのものはこじんまりとたたずんでいるため、とても目立つように作られたとは言えません。このことは、日本人が古くから大切にしてきたわび・さび、つまり閑寂の精神の表れではないでしょうか。
目に見えない形で人々に存在感を与える日本的な考え方も体現されていると言えるでしょう。皇居は周りの環境と一体化しているところも日本特有の見どころになっています。季節ごとに変わる周りの環境によって全体の味わい方も変わっていきます。これからも皇居ランを通して、季節によって異なる景色を楽しんでいきたいと思います。
(校長より)
真冬の皇居RUNでしたが、ランナーみほ先生の指導のおかげで、ヒロ先生とともに楽しむことが出来ました。短い時間の中でヒロ先生も外国人の観光客との触れ合いを通じて学ぶことがあったようです。付け加えるとするなら、皇居はお濠に囲まれた徳川将軍家の江戸城の跡ですが、本当の天皇陛下のお住まいは京都の御所にあります。一度、御所を訪ねるとわかるのですが、お濠も何もなく、京都の街と一体化しています。これが私たちの日本のエンペラーのお住まいなのです。エンペラーが外から攻められるということを全く想定していない、むしろする必要がないのです。こうした日本の伝統を将来外国の友人ができた時に、話してあげたら、とても友人も興味を持ってくれるのではないかな、という話を皇居RUNの後、ヒロ先生とみほ先生としていました。